皆さま、本当にお久しぶりでございます。情報のある時にしかアップしないという放置っぷり。そしてやっとアップしたと思ったら・・・。 

 

二代目スミインコのあおいさん。つぶやきではご紹介したり、たまに写真もアップしたりもしていましたが、日記に写真以外の記事をアップするのは初めてです。そして、それがかなしい記事になってしまうとは、私も想像もしていませんでした。しかし、何も残さないというのは、あおいさんの本意ではないと思うのです。ウロコメキシコのよもぎさんも先代スミインコのるりをさんも、私にたいせつなこと、たくさんたくさん教えてくれました。その思いを、引き継がねばならない。ずっと、そう思ってきました。あおいさんも、短い間でしたが、やはり私に生きることやたいせつなことを教えてくれました。 だから、書かねばならない、と思ったのです。あおいさんの思いをも、引き継がねばならない。今はFBでの記事がもっぱらの私ですが、情報を探す、共有するという 

意味ではFBは難しい。ミクシィは私は情報公開していますので、多分、それは 

やりやすい。よもぎさんやるりをさんやあおいさんの思いを引き継ぐ、今そして 

これからのローリー・ロリキートのために、書こうと思います。(FBの記事をもとに 

書きます) 

 

6月6日月曜日。朝、におさんとあおいさんを起こしました。しかし、あおいさんは 

ヒーターにくっついて動きません。ごはんも食べようとしません。様子をしばらく 

見ていましたが、動かないのです。おりんごを小さく切ってお口に入れましたが 

ぽろり。扉をあけてなでなでしても反応が薄い。よく見れば朝した糞がいつもと 

何か違う。白い部分が多いし、何だか黄色がかっている。おかしい。会社に 

行かねばならない、どうしよう・・・と悩みながら家を出て自転車に乗り、ちょっと 

行ったところでやっぱり引き返しました。あおいさんをキャリーに入れて病院へ 

連れて行こうとして触ったら、あおいさんは私の手を血が出るほど噛みました。 

あおいさんはちょっと強く噛んじゃうことはあってもマジ噛みはしないこでしたから、 

よっぽどだと思い、大慌てで病院へ行きました。 

 

月曜日の朝、病院はすいていて、すぐに先生に診てもらうことができました。 

レントゲンを撮りましたら、腸が真っ白に写っています。糞便検査でも白血球が 

出ていて、腸が炎症を起こしていることがわかりました。心当たりを聞かれた 

のですが、食べ物関係で変わったことといえば、頑固に他フードを食べない 

あおいさんに危機感を抱いた私が定番フードにちょっぴり他フードを混ぜて 

いたことくらい。先生はそれが消化できていない可能性もある、とのこと。 

ただ確定ではない、と。そのすぐ後で血液検査の結果も出たのですが 

腎臓と肝臓の値は正常値でした。ちょっとほっとしました。何故ならローリー・ロリキートは原因不明の腎臓・肝臓の病気で突然死することが多いからです。るりをさんの時も、その時に耳にしたローリー・ロリキートもみんなそうでした。完全に安心できる訳ではないですが、ちょっとだけ安心しました。点滴をしてもらい、ごはんを食べないようなら点滴のために通院して下さいと言われ、お薬をもらって帰宅しました。帰宅後、お薬を、あおいさんはちゃんと飲んでくれました。部屋の電気は消さず、フードを水溶きごはんにして、数時間おきにスプーンで口元に持っていきます。絞ったぶどうの果汁にお薬を混ぜて飲んでもらいます。少しずつ、辛そうではあるものの、あおいさんはスプーンでごはんを飲むことを嫌がり、器を口元に持っていけば自分で飲むようになりました。糞もちゃんとしていました。なでて欲しがり、なでなでしてあげると嬉しそうなお顔になりました。お気に入りの定位置の止まり木にとまったりもしました。早くぽんぽん痛いの飛んでいけ、そう願って願って。

 

そして9日の木曜日の夜です。におさんの放鳥を終え、あおいさんの様子を見ました。 

におさん放鳥前ははだるそうで辛そうだったのに待ちかねたのか、いつもどおり開けた 

扉にぶらさがって待っています。・・・え?ぶら下がる?せいぜい、バードベッドとごはん入れのある止まり木としか移動してなかったのに?半分、手に止まらせ(片足は扉を握っていた)器を口元に寄せると、すごい勢いでぺろぺろと。そのあと、私の手に乗り、そのまましゃがんでいる私の膝の上におり、甘える仕草。そっといつもの遊び場、私のベッドに移動。すると、いつもの定位置に行ったり、私の肩の上にのぼってきたり。え、ちょ、無理しないで、かごに戻そうかとも思ったのですが、あおいさんが嫌がったので少しだけ自由行動。勿論、範囲制限はしました。定位置から部屋を見渡して満足げなあおいさん。そっとなでなでしてかごに戻ってもらいました。糞はしていたから水溶きごはんは少しは食べているはず。でも帰宅直後は具合悪く見えた。それとも寝ていただけ?元気になってきたの?まさか最後の力ふり絞ってとかじゃないよね?止まり木を移動して私の様子をうかがっています。バードベッドには入っていません。こわい。本当に快復してきたの?だいじょうぶ?何だかずっと止まり木を行ったり来たりして私をうかがい続けています。かごの前面にはりついて糞も飛ばしました。ごはんをいつでも食べられるようにかごをおおうカーテンをずっと開けていましたが、これじゃ休まらないから閉めよう。どうか。どうか私の杞憂でありますように。快復して元気になっているのでありますように。どうか。どうか。そう、祈っていました。 

 

そして翌日の朝、10日の金曜日の明け方。四時頃、ふと目が覚めました。すると 

ばさばさという羽音と床に落ちた音。慌てて布団から跳ね起きていきますと旅立った 

ところでした。あたたかかった。すぐに起きてくれると思いたくて、だっこして部屋を 

うろうろ歩きました。お口の周りが少し汚れていました。昨夜は少し元気な様子でした。

もしも急に悪化して止まり木から落ちたなら羽音はしませんよね?これも仮説に 

すぎませんが、あおいさんは吐いてしまい、それが気管につまったのかもしれません。 

ローリーはこれになりやすいように思います。るりをさんもそうでした。あおいさんは最後の最後まで元気で、生きようとしていた。私は、そう信じます。きっと最後はだっこした私の手をちょっとは、感じてくれていたと。トリさんは病気や具合の悪いのを隠します。あおいさんは、でも隠さず時には「辛いからなでなでして」とあまえてきました。私を、信頼してくれていた、からなのだと、信じたいです。自分勝手かな。人が聞いたら「自分のせいだと思いたくないんでしょ」って言われそうだけれど。うん、そうかもしれません。でも、と思うんです。信じたい、です。あおいさんは、かわいくてやさしくて、いいこでした。だから。だいすき、です。 とってもとっても。だいすきです。ずっと。幾つも後悔やこうしておけばよかった、ああしておけばよかった、これからもっと楽しい生活が続くはずだった、何故?など、色々な思いが渦巻きます。でも、短かったけど、とても楽しい時間をあおいさんはくれました。有り難う、ごめんね。 

だいすきだよ。だいすきだよ。だいすきだよ。幸せにしてあげられなくて、ごめんね。ごめんね。夜はそばで寝ました。ずっとなでなでしていました。つるすべふわの体。何も変わらないのに。何も変わらないのに。 

 

一日おいて11日の土曜日、あおいさんは煙になってお空に帰りました。よもぎさん、るりをさんも 、お世話になった方にお願いして移動式の火葬車(何か火葬という言葉がしっくりこない)に来て頂きました。人気のない路地の道端に停めたライトバンの後ろの部分がそうなっているのですが、さあいざお骨を拾おうという段になり扉を開けましたら、ひらりと一羽の蝶が扉のかげからあらわれ、二度三度、私の頭上を舞い、青い空へと飛んでゆきました。あおいさんが挨拶してくれたのかなあ。じゃあね、カイヌシ。そう、言ってくれたのかなあ。 体格のよかったあおいさんのお骨は白くしっかりと残っていました。真っ黒だった爪が、真っ白な三日月のように残っていました。今は元のかごの中にいてもらっています。頑固にこれしか食べなかったフード、お水、最後に美味しそうに飲んでくれた葡萄をお供えしました。もうぽんぽん痛いこともない。苦しいこともない。楽しく先輩方と虹の橋で遊んでいる。・・・ああ、でももっと一緒に 

いたかった。一緒に遊びたかった。幸せにしてあげたかった。あのあたたかみ、やわらかさ、重み、もっともっと感じていたかった。短い時間だったけど、私はあおいさんと過ごせて、とてもとても幸せでした。ありがとう。私と一緒にいてくれて、ありがとう。これからもずっと一緒だよ。ずっとずっと。 

 

どうして腸炎?とずっと考えていました。確かに消化不良もあったのかもしれない。 

時期的な体力低下もあったのかもしれない。思うに、です。あおいさんはぶら下がりの 

オモチャがあんまり好きではありません。そのかわり、ハンドトイが大好きです。 

勢い余ってお水入れやごはん入れに、なんてことも多かった。これはにおさんも同じです。でもマイナス要因が重なり、ちょっと汚れたお水にあおいさんの腸が反応したのでは? そうなると、感染性腸炎ということになります。腸炎となれば一番、考えやすい。確定ではないけれど、可能性がない訳じゃない。これは・・・とても、とても私が反省すべき点です。お水入れとハンドトイ、もっとこまめに清潔さを保つべきでした。ずっとおうちにいて、こまめに取り換えてあげられない、長時間のお留守番をお願いする私が、もっともっと深くきちんと考えて行動すべきでした。ハンドトイとお水入れの大きさを考えてあげる、もっとぶら下がりオモチャの楽しさを発掘してあげる、そういうことをしなければいけませんでした。あともう一つ、あります。あおいさんは何でも舐める癖がありました。壁だろうがタオルだろうがおかまいなし、蛇さんとかげさんが舌をちょろちょろ出しながら進むのに似ていました。見かければ止めていましたが、何もかもを完璧な清潔に保つのは無理ですし、もしかして体調を崩していたあおいさんのお腹に悪い何かが入り込んだのかもしれません。三つのうち、どれが正解はわかりません。でも、これからのにおさんとの生活にきっと役立てねばなりません。 

 

そう思い、18日の土曜日ににおさんを連れて病院へ行きました。先生にはあおいさんに

綺麗なお花を頂いたので、お礼を言いたかったですし、原因をもっと深く考えたかったですし何より、におさんの健康状態を確認したかったからです。におさんの健康診断の結果は良好でした。実は春の健康診断の時、におさんとあおいさんの便に未消化物が混ざっていました。少量のたんぱく質。気にするほどの量ではないけれどと先生には言われていましたが、気になっていました。私はほぼメインフードをブレッシングにしており(というか、あおいさんはこれしか食べなかった)、そのせいなのかなとレインボーパロットさんにもお伝えしたのです。レインボーパロットさんも同じことを病院で言われたことがあると仰っておられました。たんぱく質。るりをさんの時も、そのあとのフード選びの時もさんざん悩まされたたんぱく質ですよ。ブレッシングは今、日本で入手できるフードの中では一番たんぱく質が少ないです。内臓に負担はかけたくない、でも未消化物がたんぱく質って・・・!と、気になり、CAP!さんのシッタカスが入荷したので、におさんにはこのところシッタカスをあげていました。そして今回、未消化物は見当たりませんでした。先生とは、におさんはあおいさんと違って好き嫌いがないのだから定期的にフードをかえていきましょうと話しました。 

 

あ、これはもしかしてお心当たりの方がいらっしゃったらと思うので書きますね。 

そのひとつ前の冬の健康診断の時、におさんは先生にお水あまり飲んでいないのでは?と言われました。尿酸値が少し高かったのです。気にするほどじゃないけど、と。この時、におさんには水溶きパウダーとお水入れを入れていました。しかしお水を飲まず、水溶きパウダーの水分でほとんど終わらせていたらしいのです。気にするほどじゃないけどと言われても気になるし健康でいて欲しいので、水溶きパウダーをやめ、ドライパウダーとお水入れにかえました。これも次の時には解決していました。水溶きパウダーの方、飲んでいるお水の量は要チェックかもです。 

 

そして、先生にあおいさんのことで私が考えたことを紙に書いたので、それを読んで頂きました。しゃべると泣いちゃうのわかっていたので、書いていきました。 

 

①お水入れにオモチャを入れてしまう&何でもなめちゃうくせがあり、そこから悪いものがおなかに入ったのでは? 

→今回の腸炎は単純な原因で起こったものではないと思う。苦手な季節、体力低下していた時にフード未消化やお水の菌など、普段なら平気であるものが複雑に重なり腸炎を引き起こしたのではないか、とのこと。おそらく、あおいさんと近縁のスミインコさんがアスペルギルスを疑われる肺炎から脳炎を引き起こしたとブログで拝見していました。るりをさんはひな時代に原因不明の感染症で全身の関節ががたがたでしたが(るりをさんは何件も病院をはしごしていますが先生にこれは発見して頂いた)、免疫系がローリー弱いのでは?との私の質問にはローリー特有ということではないとのお返事でした。でも私のイメージでは環境変化や免疫系が弱いように思えます。特にテリハなんですが。 

 

②あおいさんは誤嚥したのでは?先代スミインコるりをさんも内臓疾患でしたが最後は 

誤嚥でした。ローリーは弱った時に飲み込む力が落ちる? 

→確かにローリーは普通のインコと胃の構造が少し異なるが、これは現場を見ていないので何とも、とのお返事。まあ確かに。私の旅立つ直前に聞いた羽音、これが衰弱が原因ではないのではとの言葉に先生は「弱った時でもトリさんは意外と羽ばたいたりする。あれ?って思って羽ばたいてるみたい」とのこと。わんこさんでも痛いのとずっと戦っていると、ちょっと回復してきた時にいっきに痛いのがわーっと襲ってきてそれで・・・ということがよくある。あおいさんに同じことが起こった可能性もあると思う、とのことでした。 

 

免疫系や飲み込みが弱いのでは?とか日本の梅雨の気候があわないのでは?でもじゃあ 

インドネシアの熱帯雨林で暮らしてる野生のローリーはどうなんだろうって先生と話しました。ローリーのことはあんまりよくわかってなくて、近年はアマゾンでも英語の新刊は出てない。もっともっと知りたい。におさんのためにも。におさんの健康と長生きのためにも。 

 

あおいさんが旅立って、3週間です。今でも毎日、泣いてしまいますし、これを書きながらも泣いちゃっています。こんなことではいけない、あおいさんが悲しむ、なるべく普通の いつもの私でいよう・・・と心がけてはいます。が、気が緩んだ瞬間に思い出してしまうんですよね、あれやこれや。だめですねえ。あおいさんの思いをしっかり引き継ぎ、伝えてゆく。私がしゃんとせねばです。いつまでもだいすき、ありがとう、を心に抱きながら、何とか頑張ってゆきたいと思います。この、長文乱文が、何かの誰かのお役に立てればなあと思います。読んで下さった皆さま、本当に有り難うございました。皆さまのおうちのトリさんたちがすこやかでいて下さいますように。