主治医からメールを頂いて、あれこれ自分なりに気になったり、調べたりしたことを 

つらつらと。 

 

 

さて、あれからずっと色々と考え続けています。日本の環境がスミインコには合わない 

かもしれないということ、今まで言われ続けていたようにフードの問題、鉄貯蔵病の問題、感染症の問題などです。 

 

海外サイトを見ますと(私は英語さっぱりなので翻訳ソフトさんの助けを願っています)、アメリカやイギリス、台湾などで繁殖されているのを見かけます。るりをさんあおいさんはシンガポールの繁殖場から来ました。スミインコの原産地はニューギニアの熱帯雨林 、シンガポールは比較的近いと思いますが、他の地域は遠いですし、環境も全く違います。ローリーフードを扱っているショップも見ましたが、今、日本で入手できるものとさほど変わらないように見えました。一体、何が異なるというのでしょう? 

 

パプアニューギニアの気候 

http://www2m.biglobe.ne.jp/ZenTech/world/kion/Papua_New_Guinea/index.htm 

 

スミインコの生息地より少し南、どちらかというとキスジインコの生息地に近いですが、気候参考になりました。ぱっと見て思うことは・・・暑い、ということ。日本の夏と変わらないのではないか?一日の最低最高気温に差はあり、雨季乾季の違いはありますが、熱帯雨林ですし、湿気は普段から多いと思われます。におさんはフェレットさん用ハンモックでお休みになられますが、夏のくそ暑い、私がダウンしそうな日でもハンモックですやすやお休みです。ローリーには日本の気候は寒い、のでしょうか。湿気が足りないのでしょうか。 

 

あおいさんは6月に体調を崩しました。去年もたまたま6月に少し体調を崩しましたが3日ほどで快復しました。におさんは体調を崩したことがないので参考にならないのですが(るりをさんも体調を崩すことはなかったです)奈良の方は3月でしたでしょうか。季節の変わり目に体調を崩すことが多いような気がします。現地の気候が一日変動はあるものの年内変動はあまりないのを見ると、日本の四季の移り変わりはよくないのでしょうか。 

 

パプアニューギニアの感染症など 

http://www.forth.go.jp/destinations/country/png.html 

 

暑くて湿気が多くて、そして怖い感染症が多い地域のようです。でもこれは人間用で、じゃあ現地で野生で生きているローリーには影響はないのか?それなりの免疫機構があるのでしょうけれど、日本に来たら、その免疫機構が弱くなるのでしょうか?そういう環境の熱帯雨林で花や果物などを食べて生活してるのでしょうが腐りやすくないの?おなか壊したりしないの?などという疑問もちょっと。 

 

先日、アニコムからカイヌシと飼っているどうぶつさんの腸内環境を調べる調査をしているよ!協力してね、という知らせが来まして、私とにおさんのサンプルを提出しました。トリさんのは一羽しか駄目で、泣く泣く年齢が高いにおさんを調べてもらいました。多頭飼いの方は悩まれたと思います。その結果なのですが、52.7%が常在菌でした。残りの菌類も平均値より低かったです。ただまあ62件中の1件であり、ローリーであるので、どこまで参考になるかわからなのですが、半数が常在菌というのは驚きました。これはちょっと体調を壊したり免疫力が落ちただけで菌が悪さをする、外から悪い菌などが入ってきた時にちゃんと機能しきれない、ということがあるのでしょうか。野生下では怖い感染症が多い地域ですから、それなりにコントロールして 

免疫力をアップしているのかと思います。それがどういったものかはわかりませんが、例えば有名な例ですがアマゾンのコンゴウさんたちが崖の粘土を食べに来るように、何らかの行動が野生では見られるのかもしれません。あと、現地の菌などと日本の菌などとは異なるので、免疫がうまく働かないのかな?とも思ったり。 

 

でも気になるのは生息地域がオトメズグロさん、ゴシキさんなどと重なっていることです。テリハとはどう違うのか?私が気づくことといえば食性の違いくらいです。テリハより雑食性が高いですよね。感染症への耐性の違いが即、食性に結びつくとは思いませんが(それだけが問題ではないでしょうし)、この食性の違いは気になります。オナガパプアさんほどネクターイーターではないですが、テリハもネクター推奨されていますし。めっちゃさわれる動物園、移動動物園で活躍しているオトメズグロさんにちょっと関わらせて頂いたことがあるのですが、そのこは10年ひまわりの種と果物で生活し、今もとても元気で活躍し羽艶も悪くありませんでした。他にもオトメズグロさんの種類のトリさんは昔はひまわりの種だけで飼育され、結構に長生きをしたと聞きますので同じローリーでも食性の違いでこうなるのか、とまざまざと見せつけられました。最近、ローリーコミックで有名なカタヤマトモコさんのヨダレカケズグロさんが 

多飲多尿で病院でシードを食べさせてみる?と言われて試しているようです。何かお薬も飲ませているようでしたが。心配で気になります。におさんはネクターの時、お水を飲んでなくて慌ててパウダーフードに変更した訳ですが、野生のローリーはどれくらい水分を摂るんでしょうねえ。果物の水分で間に合っているんでしょうか。熱帯雨林の川とか細菌だのウィルスだの、うようよいそう・・・。 

 

花蜜食は高カロリーで消化が早く常に摂取、常に採集していて常に動きますよね。 

つまり運動量が多い。ローリーは太りやすいこが多いと聞きますが、やはり運動量をもっと増やすべきなのでしょうか。お友達のキスジさんもかかりつけのお医者さんに運動量は関係あるのではと言われたそうです。ローリー・ロリキートランディングのトリさんたちが元気なのは運動量の多さもあるのでしょうか。(結構、シード食べてるのでそこも気になります)奈良の方は低血糖になると発作が起きると書いてらっしゃいましたが、これも消化が早いせいなのでしょうね。 

 

キャンベラのローリー・ロリキートランディングですが、日本の場合はカップにネクターとか果物なんですが、ここのはカップいっぱいのミルワームだったりして、映像的に衝撃的でした(笑)。海外ではもっと虫をあげるべきと考えられているのかな? 

https://twitter.com/WalkInAviary 

 

食事のことであと気になるといえば、やはりローリーフードのこと。低たんぱくがよく、動物性たんぱく質はよくないと言われています。 

 

代謝や低血糖、フードについて書かれています 

http://www.maars.org/news/chronicles/05-02/wellness.php 

https://the-oasis.org/notes-from-a-lory-lover/ 

 

これは個人的に「?」と思っているだけなのでアレなんですが、小麦ってどうなんでしょうね。最近グルテンフリーとかよく聞きます。私は血糖値を安定させるために小麦製品を控えなさいと言われています。小麦は血糖値をあげる、砂糖よりあげてしまう、糖尿病やインシュリン分泌液異常、腎炎を引き起こすと聞きました。もともとローリーは小麦なんか食べない訳で、ローリーの体には必要ないものなのかもしれません。ローリーフードにはたんぱく質のために小麦などの穀物と大豆(または大豆分離物質)が入っていますが花蜜食のローリーにはどうなんだろうなあと思ったりします。(あっ私は糖尿病じゃないです~何か副腎疲労かもと言われてます、私が元気じゃないとにおさんを守れないので、自分の健康にも気を付けます!) 

 

もう一つ気になったことがありました、におさんは羽齧りしちゃいますが、たんぱく質が足りなくて羽齧りをしちゃうこがいると聞いたことがあります。低たんぱくを推奨されているローリーと相反する話になっちゃいますが、におさんの場合、それはない・・・ですよね?入手経路や年齢などはわからないのですが、知っている限りの入荷の様子を見るとそれなりの年齢であるベニインコさんを飼い始めた方がいらっしゃるのですが、お写真を拝見する限り、胸のあたりが羽齧りっぽいので(におさんとはちょっと違う感じですが)気になりました・・・。 

 

高たんぱくだと肝臓や腎臓に負担をかけますよね。糖分の多いのも同様で。るりをさんは肝臓と腎臓に炎症が見られましたが、それが肝炎・腎炎で、原因が感染症からであったのか、鉄貯蔵病からくるものであったのか、わかりません。あおいさんの腸炎は若いのもありますから鉄貯蔵病やフードが原因であったとは思いませんが、今もう一度「コンパニオンバードの病気百科」と「コンパニオンバード完全ガイド」を読み返していて、「感染症」「フードによる肝臓・腎臓への負担」「フードによる鉄貯蔵病」が私の中でキーワードになっています。腎臓・肝臓から感染症、または感染症から腎臓・肝臓、どちらのパターンも考えられますが切り離せない感じの印象を持ちました。鉄貯蔵病の方は普通のトリの本ではなかなか詳細がわからないのでインターズーさんに「コンパニオンバード疾病ガイドブック」があり、そこに記事が掲載されているので、ポチりました。今までどうしようかなと悩んでいたのですが、いい機会だから購入しました。 

到着したら勉強します。 

 

今は火事のせいで製造されなくなってしまったドクターマックのローリーフードの説明文ですが、色々と考えさせられます。 

http://www.cap.ne.jp/brand/mac_nutritional.html 

 

鉄貯蔵病予防にタンニンを使うということで、でもお茶ってどうよ・・・と疑問も。下のサイトは動物病院のサイトなんですけどね・・・。これは、以前、ローリー仲間の間でもちらっと話には出ていましたね、そういえば。 

 

http://ffom.net/lory--lorikeet-care.html 

http://azeah.com/birds-parakeets/lorikeets-low-iron-diets 

 

免疫力をあげたい、そのためには?と思うのですが、人間サイトで見ても具体的なことはあんまり書いていないですよね。腸内環境をよくする、体温を上げる、笑う、運動して筋肉をつける、くらいです。体温を上げるのはニューギニアの気温を見て関係があるのかな?寒くしすぎるのは駄目かな、快適な温度を探っていかないといけないかな、と思いました。体温が上がると血液の流れがよくなり免疫力がたかまるとか。体温が下がると血流が悪くなり免疫力も低下し、体内に異物を発見してもウィルスや最近の負けて発病しやすくなる、と読みました。筋肉量の低下が体温低下も招く、とも。内臓脂肪から悪玉ホルモンが分泌され血管に炎症をもたらしたり、インシュリンの働きを弱めてしまう、糖尿病などに罹りやすくなるとも。私かなり暑いんですが(部屋が南向きなので)におさんは割と平気そうなので私が我慢しつつやってみようかなと。あおいさんが体調崩した6月も、二回とも肌寒い時期でしたし。あと気になるのは腸内環境で、先に書きました常在菌のこともありプロバイオティクスのことがすごく気になります。でも市販されているトリの乳酸菌ってどうなんでしょう?雑誌「コンパニオンバード6号」に 

 

・鳥に使用した場合の乳酸菌の効果は人間ほど効果はない 

・鳥用に販売されているモノのいくつかは、人間用よりは良いが、医学的根拠がない 

・悪玉菌を抑えるための乳酸菌サプリの中にも、悪玉を増殖させる糖類が基剤になっているモノも販売してある(オリゴ糖は良い) 

・乳酸菌は下手に効果がある分、ちょっとした下痢でも抑えてしまう。そのため、病状が進んで抑えられなくなったところで病院へ行く 

乳酸菌の効果が逆に、病気を隠してしまい、病気であることを見逃してしまう 

 

と書いてあります。常に与えない方がよいのでしょうか。与え始めて体調や羽艶がよくなったとの話も聞きますし免疫力に関して弱いところがあるローリーであるなら与えたい気もします。勿論、この乳酸菌自体が鳥種ごとのものではないですし、ローリーにとっていいか悪いか、判断が難しいところなんですが・・・。私自身に関していえば、私の腸はかなり頑固で、なかなかお出しになりません。お薬を飲まなければお出になりませんでした。しかし私の主治医がプロバイオティクス・プレバイオティクスに気を付けろ、アメリカの乳酸菌サプリを買うのだと勧めたので、日本語で利用できるアメリカのサイトの乳酸菌サプリを購入して飲んだのですね。そうしましたら毎日お出になるようになりました。私の人生でこんなことは初めてです。乳酸菌おそるべし、と思ったのですが、トリさん用はなかなか難しいですね・・・。 

 

あと、私はバードライフアドバイザー2級の講座を受けたのですが、その講師に真田先生が来ておられました。「小鳥のお医者さん」で有名なバードハウスの真田先生です。 

私、勇気を出して休憩時間にローリー・ロリキートの危機についてご存知か、おたずねしました。真田先生のお返事は「内臓痛風、代謝異常で来るこが多い。気になってローリーフードの成分について調べてみたけれど、気になる成分があった、度忘れしちゃった」とのことでした。この内容はおそらく以前アップした愛知の小鳥の病院の先生のアンケートの結果とほぼ同じで、もしかしたら同じ研究会に参加されたのかもしれません。そして度忘れされた成分が愛知の小鳥の先生が気にしてらっしゃったものと同じであるならば、「ビタミンD3」です。最後に真田先生はとても気になることを仰いました。真田先生はオオハシさんを飼っていらっしゃったのですが、ローリーと同じく、普通のトリさんより消化・吸収がよすぎる、血液の流れがよすぎる、だからお薬の効きが悪い、ローリーも同じ感じ、と。代謝の早さは確かにローリーではよく言われていることですが、まさかそれとお薬の効きの悪さがつながるとは思っておらず、驚きました。流れて行っちゃうのよ~と仰っておられました。私これでかなり動揺して、講座の直後のテストやばい感じです(笑)。でも高いお金を払って行った甲斐はこの10分間にあると思いました。勿論、他の講義も興味深かったですし、勉強になりましたが! 

 

寿命:15~25年。これは野生下?飼育下?でも全く根拠なくこの数字が出るとは思えないので今のローリー・ロリキートについて言えば短命に過ぎると思います。

 

http://www.birdchannel.com/bird-species/profiles/black-lory-2.aspx 

http://www.birdcare.com.au/black_lory.htm 

 

これって9歳までしか生きられないって意味でいいんでしょうか。ロリキートって書いてありますが・・・。 

Lorikeets are quite healthy and robust birds that usually live for 7-9 years. 

 

http://bird-paradise.biz/available-lories-and-lorikeets/ 

 

彼女、ローズマリー・ロウは数年前にローリーのエンサイクロペディアを著した人です。やはり10年は生きられないのでしょうか・・・。 

She also believes that lories fed with commercial nectars can’t live longer than ten years. 

 

http://www.parrotsdailynews.com/chalcopsitta-lories-taxonomy-biology-and-breeding-part-i/ 

 

この二つの記事を読んで、私はかなり落ち込みました。でも、私は一人ででも何とか頑張りたいと強く思いました。少しでも長くすこやかでゴキゲンににおさんには過ごして欲しい。 

におさんだけじゃなく、全てのローリー・ロリキートに。そのために私はできること 

何でもします。頑張ります。勿論、それで全てが何とかなるとは思っていませんし、空回りのケがあるのも自覚があります。でも、諦めたくないんです。 

 

そのためにも、こうやって色々と質問やら何やら、答えようのないことを書いたりしています。 

上記に書いたことを主治医のメールに返信してしまいました。お返事が来たら、またアップしますね。 

 

でも、これが何かのきっかけになってローリー・ロリキートが少しでもすこやかにゴキゲンで 

過ごしてくれるようになるといいなあと思っています。 

 

におさんは元気です。でも来週に5歳になります。るりをさんの時、7歳前後でみんな辛い目にあっていることを考えますと時間があまりない、と私は少しあせっています。健康診断の時、何をどの程度、調べて頂くかとか、また主治医と相談したいと思っています。