こんにちわ。続ています。一応、今回はこれで終わり・・・のはず(笑)。考えること自体はずっと続きますが。 

 

さて、たんぱく質です。ドクターマックの記事にはこのように記載があります。 

 

「花粉に含まれる蛋白質の濃度が高いため、ロリキートの食事にも高蛋白の食事が与えられることが多々あります。 

 

しかし、花蜜を主食とする鳥たちは蛋白質をあまり必要としないため、食事から蛋白質が過剰に摂取されると、腎臓に負担がかかり、他の病気を引き起こすことがあります。 

 

花蜜に含まれる蛋白質とアミノ酸の濃度だけでは必要最低限の蛋白質が摂取できないため、野生の鳥たちは花粉から補給しています。花粉の蛋白質濃度は高い場合33%近くにもなります。 

 

また一方で、栄養のあるプロトプラストは花粉粒の胞子から抽出されますが、その過程は腸内にどれだけ長く花粉が保持されていたかによって決まります。 

 

簡単に消化されてしまい、腸内に留まっている時間が短い単糖の食事を与えていると、 

花粉粒から栄養分を抽出する過程に悪影響をあたえてしまうでしょう。 

 

全てのドクターマック・ネクターダイエット製品は、高濃度の花粉とラフィノース・シュガーが含まれているため、腸内の通過時間を遅くしてくれます。 

 

花粉には高濃度で蛋白質が含まれていますが、消費されるのは10%以下です。 

 

成鳥よりも雛鳥のほうが花粉の消化能力が高いのですが、発育には高蛋白質が必要なので理にかなっています。 

 

科学的調査から、ロリキートも蛋白質の消化能力が低く、必須アミノ酸(蛋白質の基礎的要素)が適度な濃度で摂取できていればゴシキセイガイインコは2.9%の蛋白質しか必要としないことがわかっています。 

 

フルーツには蛋白質がほとんど含まれていないため、ロリキートの食事の大部分をフルーツにすべきではありません。 

 

天然のフルーツの方が栽培フルーツよりも蛋白質の濃度が高く、更には多いものでは57%も 

繊維が含まれているため、腸内の通過時間を遅くして花粉の消化率を上げます。」 

 

①ローリー・ロリキートは多くのたんぱく質を必要としない 

②花蜜のたんぱく質は高濃度であるが、実際に消費される量は少ない 

③ひなは花粉の消化能力が高い。しかし発育には高いたんぱく質を必要とする 

④ある程度の長い時間をかけて花粉を腸を通過させないと、きちんと吸収できない 

 

以上、四点が気になる部分です。①はよく知られてきているところです。 

 

②と④は最近、気になりだしたところ。高濃度のたんぱく質を、ゆっくり腸で吸収させ、そのことにより少量の必要とする濃度のたんぱく質を摂取しているのでは?消化・吸収が早いイメージであり実際にそうなのですが、ただ流してどんどん吸収している訳ではなさそうです。そのう機能が弱い(主治医はないと言ってました)→ためておけない→一気に胃や腸に流れてしまう。腸に負担が大きいと言えなくもないのでは? 

感染症に罹るこが多いのも吸収もよく、負担がかかっているので、感染しやすいのでは?

 

フードに入っている糖分はメーカーにより変わります。果糖、ショ糖、人工甘味料と 

様々です。ドクターマックの記事の記事にもあるように、吸収に影響を及ぼしているでしょう。 

 

フードに入っている蜂蜜・ピーポーレンも、もともとローリー・ロリキートが口にしているものではありません。蜜蜂を経由しているものです。これは昔から議論されてきてはいますが、蜜蜂経由がどのような影響を及ぼしているかは、まだわかりません。 

 

このあたり、メーカーさんがもう少し考えてくれればいいなあ、と願います。私は最近、花蜜食のローリー・ロリキートに穀物由来のものをあげるのはどうなんだろう?と 

考えています。抽出したりとかしてるのでしょうし、フードに加工するには必要なものでしょう。全く野生下のものをフードにすることは無理でしょう。でも、そのことが負担になっていないだろうか?本当に、難しい問題です。 

 

たんぱく質に関しては、ご紹介したローリーネクター社ですが、Facebookの11月2日の記事に興味深いものがあります。 

 

Let's Talk about Protein 

 

Our birds need protein in their diet for feather growth, protein metabolism, tissue renewal, nervous system function and for rearing their young. In the wild they get protein and amino acids(the building block of proteins) from insects and plant sources an even from flower nectars (http://www.sciencedirect.com/…/article/pii/S0367253012000771) 

 

We use a blend of soy and pea protein isolates. These are pure protiens without by products from the source plants. We don't use cheaper soy by products as sources of protein - just the isolates. Our regular diet has around 11% protein and our breeder diet has 18% protein. 

 

Since our proteins come from plants there is also some iron found in the protein. Pea protein has about 7.5 ppm (parts per million). That means for every million grams of food there are 7.5 part iron. This is a very low amount. Our total iron content is between 41 to 62 ppm (the rest of the iron is from other plant products). Anything below 100 ppm is considered safe for lories. Zero iron would be harmful, birds need iron for blood and other body tissues. 

 

Also there are different types of iron found in foods. Heme and non-heme based iron. Heme iron (iron bound to protein to form hemoglobin) is found in blood and muscle and enters the diet by eating meat. Non-heme iron is found in plant sources like green and leafy vegetables. Heme iron is absorbed better than non-heme iron. Humans absorb heme iron much better for example. Lorikeets have a short and fast digestive system, it is likely that they do not absorb non-heme iron very well at all. 

 

So what about pea protein in particular? It is a well absorbed very digestible protein. It also has an awesome amino acid profile for providing the specific amino acids birds need for excellent feathers, skin and healthy babies. The very small amount of plant based, non-heme iron, does not outweigh the great benefit of this protein. 

 

We developed our lory foods to have the best ingredients that we can find. We are the only company selling Chris Touchtons official diet. We use our own food - we also breed lories! We will not make random changes and experiment on your birds. 

 

All questions and comments welcome! 

 

~Terry Barber - LoryNectar.com 

 

元になった論文が難しくてまだ未解読なのですが(これから頑張る)。 

 

何故、私がこのローリーネクター社が気になっているかというと、たんぱく質ということに関してはきちんと考えてはいるのだなという姿勢を評価しているのと、③です。 

 

ローリー・ロリキートの繁殖用フードやフォーミュラを、あまり見かけません。海外ではないではないですが、育雛には日本では普通のフォーミュラにローリー・ロリキート用のフードを混ぜているようです。ブレッシングは繁殖用フードを販売していますが、たんぱく質は成鳥用と変わりありません。少し書きましたが、それで大丈夫なんだろうか?ひなや、繁殖をするのにたんぱく質は必要とされないのだろうか?ローリーネクター社は、繁殖にはたんぱく質が必要であると考えているようです。通常のフードは11%ですが繁殖用のものは18%です。 

 

Facebookの11月1日の記事です。あっ19%になってる。 

Our breeder diet has up to 19% protein and can be used when the birds are on eggs and feeding babies. The babies grow better with more protein. We use both soy protein and pea protein. Our current customers who work with lories on breeding have been happy with the breeder diet. We always use our products on our own birds before selling to the public. With high quality ingredients while maintaining low iron content. Recent analysis showed 41ppm iron content. We have both dry mix and wet mix, we always recommend using wet nectar versus dry for easier digestion. First timers, contact us through our website for a free 3lb sample today! Follow our page and keep your eyes peeled for upcoming holiday sales and promotions. Thanks everyone! 

 

元々がブリーダーさんですから、経験上のことでしょう。ローリー・ロリキートも、やはりたんぱく質が必要な時期があるのではなかろうか?ということ。換羽期や、年齢を 

重ねてきたローリー・ロリキートには、ある程度のたんぱく質が必要なのではなかろうか? 

 

うちのキスジ男子におさんは、発情からくる羽齧りっこです。健康を考えると、たんぱく質はあまり摂取させたくない、しかし羽のためにはたんぱく質が必要なのでは?というジレンマ。(発情を抑えられればいいんですけどね涙)時期によっては、たんぱく質含有量の高いフードを使い分けることも必要なのではなかろうか?と気になっていて。 

これは主治医にも話してきます。またお知らせ致しますね。 

 

また、ひなのうちの栄養状態が寿命に関係してくるのではないかという話もあります。 

https://twitter.com/aru1997maki/status/893736602173702144 

 

この方の老鳥の本が出版されたばかりで、読んでからこの記事を書きたかったのですが 

発売日に残業決定、でもすぐに読みたかったので楽天でコンビニ受取にするも 

楽天の調達不足で入手が遅れました(涙)。読了して追記できそうならしますね。 

 

このひなの時の栄養不足、7、8歳からの老化というのが私に引っかかるワードなんですね。低たんぱくに気をとられすぎて、じゅうぶんな栄養を与えられていないのでは?故に10歳を越えることが難しいのでは?という疑問です。ローリー・ロリキート用のフォーミュラがないので普通のフォーミュラを使用する→ローリー・ロリキートには必要な栄養が不足、または過剰なのではなかろうか? 

 

初代スミインコるりをさんはやせっぽちでした。るりをさんは、ひなの時に感染症に罹っていますから、あまり参考にはならないかもしれませんが。キスジ男子におさんも痩せ気味です。痩せすぎではないですが。二代目スミインコあおいさん、三代目るりのさんは割とがっしりしています。ブリーダーさんも格闘しているのかもしれません。勿論、あおいさんや同世代のこが旅立っている訳ですから、これだけに原因を求める訳ではありません。フードに関して、様々な要因が絡み合い、現在の状況を作り出しているのではないかなと思います。 

 

すぐに答えが出るものではなく、簡単なものではないでしょう。でも、考え続け、動き出さねば何も変わりません。素人考えで的外れかもしれません。でも、危機を訴えなければ今の状況は何も変わりません。だから、私は考え続け、訴え続けようと思っています。 

 

ただ、一人では限界があります。私、頭悪いですし全くの文系脳ですし英語力ないですし。発想の転換とかもね。だから、疑問やご意見があれば、どんどん伝えて下さい。 

その方がきっと、色んな考え方や方法が見つかります。メーカーやショップに伝えることも可能です。一人では弱いですから。お力をお貸し下さい。こっそりで大丈夫ですから。皆さんとつながって、皆さんのかわいいこたちが、ゴキゲンですこやかに暮らせるよう頑張っていきたいです。頑張るです! 

 

今月末、遅くとも来月初めにはローリーずの健康診断に行きます。におさんの年齢も 

考え、ちょっと精密な検査をしようと思っていて、主治医にも色々とぶつけてきます。 

鳥用消化酵素も気にはなるのですが、消化に関してはビミョーなローリー・ロリキート故に主治医に確認してからにしようと思っています。また(なるべく早めに)お伝えしますね!