主食が花の蜜や花粉、果物ですからシードのように硬くありません。素早く消化・吸収されますので他の鳥さんよりそのうの機能が弱いと言われています。首の部分の食道が広くなっていて胸の食道を経て胃へ流れ込む感じです。そのう検査は行わない病院もあります。

また主食のせいで頭がすぐに汚れます。汚れが取れやすいようにか頭部に綿羽がありません。すぐ地肌です。脂粉も少ないです。水浴び好きな子が多いです。

消化吸収しやすいものが主食ですから絶食すれば一日程度で、とも言われております。
また、そのうが弱いですから強制給餌はとても難しいです。弱って食べられないようでしたら即「ローリー・ロリキートの経験がある」病院やショップさんへ連れて行ってあげて下さいね。

さて、それでは他にどのような特色があるのか、見ていきたいと思います。
特徴は個体差が当然ありますから「大よそ、こんな感じ」と思って下さい。

・動作がとても敏捷で活発。思わぬ動きが多い。陽気で人懐っこい。頭もよく、遊び好き。
まるで子犬とじゃれて遊んでいるようです。こちらがへとへとになるくらい遊びたがり
運動量はすごいです。相手するのは結構、大変です。荒れでも馴れると言われます。
しかし意外と内弁慶なところがあり外や知らない人の前では大人しくなったりします。

問題になるのは大きく金属的な甲高い声。軟便よりこちらの方が大変ではないでしょうか。人の言葉を覚えると多少ましになりますが、これは他の鳥さんと同じですね。

 

・おしゃべりが上手。ヨウムさんには及びませんが、なかなかのものです。
(こちらで動画をご紹介。ハートを鷲掴みですよ!)

・陽気で活発。興奮しやすく攻撃的になることもある。スイッチのオンオフが素早く激しい。
何がきっかけかわからない、いきなりエキサイトして噛むというのはよく見られます。
オモチャで遊んでいてエキサイトし始めたと思ったら、たまたまそばにあった手をついでに噛むとかよくあります。手をはむはむするのが好きな子が多いので噛む感触自体が
好きなのかもです。(ここでも、はむはむ動画をご紹介)
発情期は特に激しく噛む子が多いと聞きますね。花や蜜や果物が主食ですから食べやすいように、くちばしは鉤状で先端が細く尖っています。前向きに長いくちばしの形です。下向きのオウム・インコ類とは少し違います。噛まれると傷口は小さく見えますが深い穴があき流血もします。爪の伸びが早いので私は動物病院で爪切りと同時にくちばしの先を少しカットしてもらっています。

・独特の動きをする。採食行動の違いから、さかさまになってぶら下がる、横に伝うことが多い。
・趾が非常に強い。地面に落ちたシードをついばむのではなく花や果物を探し、不安定な足場でも食べられるようになっています。さかさまになりながら、お水を飲んだりフードを食べているのを見ると「よくお腹まで入っていくよなあ」と感心します。


野生での採食行動の動画。
https://www.youtube.com/watch?v=p7MI67c792g