①ローリー・ロリキートって?普通の鳥とどこが違うの?
まず、お写真で色んな属のローリー・ロリキートをご紹介致しました。色んな見た目も大きさも 異なる鳥さんですが、全部ローリー・ロリキートと呼ばれる鳥さんです。

鳥綱→オウム目→ヒインコ科・オウム科・インコ科の3科に分類される。
ヒインコ科:
セイガイインコ属・オビロインコ属・ヒインコ属・コシジロインコ属・テリハインコ属・イロドリインコ属・クスダマインコ属・ムスメインコ属・ハナレインコ属・タカネインコ属等。

このように多くの属にわかれていて、それぞれが別の鳥だと思った方がいい位です。
亜種も多くおり交雑も進んでいますので、とても複雑です。このヒインコ科の鳥さんを英語でローリー・ロリキートといいます。違いですがローリーは尾羽が短く、ずんぐりした体型。 ロリキートは尾羽が長く小柄な体型。合わせてローリー・ロリキートといいます。 パロットとパラキートみたいな感じですね。略して「ローリー」です。

次に生息地の地図をご紹介。東南アジアからオーストラリアまで幅広く生息しています。離島であったり、山地であったり低地であったり、様々です。

じゃあ具体的に何処が違うの?ですよね。それはずばり、食べ物が異なります。一番の違いはシード食ではなく花蜜食・果物食であること、故に軟便であること。ローリー・ロリキートには専用フードが必要です。液状のネクター、パウダー、固形のペレット等。

野生下では約5,000種の花の蜜や花粉、果実を食べていると言われています。
ハチドリと同じく、カロリーが高く消化吸収しやすいものを主食としています。

シードを与えると、うまく消化出来ず下痢を起こすことがあり、栄養摂取ができない。
ただし、属によっては花蜜がメインだが昆虫やシードも食べる、花蜜とシード半分
など様々。合わないものを食べると健康を害する。しかしそれぞれに合わせた
フードは出ていない。

そして主食が異なるがために糞の形状が異なってきます。糞は軟便・水様便ぽいもの。
ローリー・ロリキートといえば軟便で有名ですよね。やわらかいものや液体状のものを
食べている訳ですから、出るものもやわらかく液体状になります。属やあげている
フードによって多少の形や色、硬さの違いはありますが、ほかほかのお湯状です。

そして、この主食を食べるために舌が異なります。花の蜜・花粉・果物を食べるための
長い舌は、先端が非常に細かなブラシ状になっており、器用に動きます。
(このお写真は本当に皆さまにお見せしたかった!)動画はこれを。
https://www.facebook.com/LoryNectar/videos/1975466032693920/