ローリー・ロリキート専用のフードが販売されています。
ペレットタイプ、パウダータイプ、ネクタータイプなど。
栄養・食べやすさ・好みに応じて食べさせてあげて下さいね。
ただ、ローリー・ロリキート専用フードはまだまだ発展途上であり、「これがめっちゃいい！」というものは未だありません。またヒインコ科には多くの属があり、それぞれによって食性も異なりますが、それぞれに合ったフードはありません。オール・ローリー・ロリキート専用フードなのです。輸入に頼らざるを得ず、供給が不安定でもあります。常に注意深くアンテナを立てることが必要です。
海外でも昔から現在に至るまで自家製のハンドメイドレシピが多く紹介されており、どの飼い主さんも専用フードに納得・信頼しきれていないのだなあと痛感します。もっと良い専用フードが発売されればよいのですが。
ローリー・ロリキートは鉄分貯蔵病に罹りやすいインコです。鉄分摂取を控え、鉄分の吸収を促進するビタミンＣの摂取も控えるようにします。果物や野菜をあげる時はそれを踏まえバランスよくあげるようにして下さい。サプリメント等も注意深く。できれば獣医さんの指示を仰いで下さい。
ローリー・ロリキートは蛋白質を多く必要としません。できるだけ蛋白質を控えて下さい。ただ、換羽期や老鳥は様子を見つつ高めのフードをあげるのもいいでしょう。この蛋白質については、どのような形で摂取するのがいいか、どの程度が適量なのか、まだ解答は出ていないと思います。（糖分についても同様にどのような形で摂取するのがいいのか、同じく解答は出ていないと思います）少しでも早く研究が進み、フードに反映されることを願ってやみません。
ローリー・ロリキートは味の好みがうるさい子が多いようです。これと決めたフードしか食べない子も。供給が不安定でもあり、ベストなフードがない現在、複数のフードを食べられるようにしておいた方がいいかと思います。（体験済。これでとても苦労しました。）
＊このサイトの情報は2018年の夏のものです。また、感想などは私個人のものです。そして誹謗中傷するものではありません。あくまでもご参考程度に。上記にありますようにローリー・ロリキートのフードは発展途上でありパーフェクトなものはありません。飼い主さん自らが常に情報を求め、理解し、判断し、納得して、その時にベストだと思うものをあげて下さい。
2021年1月25日 追記
ドイツのとりきち横丁さんが、下記のような発言をされておられます。
「エッグフード類に入っているパンは、我々の知るパンを指すのではなく、
「焼成させた動物専用炭水化物飼料」です。あるメーカーでは、
クッキー・ラスク状にして粉砕した焼成物を差し、育雛期等に必要な炭水化物を
補うために配合されています。メーカーのヒアリングを継続し、情報を更新して
まいります。今回は、ドイツのクラウス社に、詳細なヒアリングをさせて
いただきました。英語ではBakery Products, ドイツ語ではBäckerzeugnisseが
相当します。」
こちらでご紹介させて頂いているローリー・ロリキートのフードの中に
「パン粉」「パンの粉末」と記載があるのは、私たちが思い描いていた
いわゆる人間が食べるパンの粉、ではなくベーキングパウダー等の
入っていないただ炭水化物原料を焼き固めたものの粉末のようです。
その原材料は恐らく大麦小麦等になるのだと想像します。長年の謎が
とけました。しかし、その原材料の動物専用炭水化物飼料がはたして
ローリー・ロリキートに合うのかどうかはまた別問題であり、これは
注視していかねばならないと思います。
＊合わせて「ローリー・ロリキートの医」もご覧下されば嬉しいです。
＊保管の仕方については別途、ページを作成予定です。→「ローリー・ロリキートの防災」ページに記載しました。
ちなみに、我が家ですが花蜜・果実がメインと言われるテリハですので固形を避ける傾向があります。ネクターはお水を飲まなくなってしまった経験からパウダーに切り替えました。メインに複数のパウダーを日替わりで加えています。固形を避けるのと、ただ単に普通の野菜を好まないために（フレッシュな水気たっぷりを好みます）、ドライな野菜や果物、ハーブをミルミキサーで粉末にし、これも日替わりでトッピングしています。ドライにすると栄養が凝縮されますので、多くはあげません。嫌いで口をつけないものもありますが、選ぶ楽しさ（＝簡単なフォージングのつもりもあり）のため、わざと入れています。いつか好きになるかもしれませんし。
あくまで、これは一例であり我が家のものなので、おうちのローリー・ロリキートさんの種類やお好みに合わせてあげて下さいね。うちもフレッシュな野菜や果物（ねっとり系のバナナとかマンゴーとかもあまり好みません。何で？野生下で食べてたのでは？）をそのまま食べてくれるにこしたことはないと思っているのですが如何せん・・・。
こちらはある日のごはんです。
