さてさて、ローリー・ロリキートについて、あれこれ調べていましたらシッタカス・カタロニア社の インタビュー記事を見つけました。なかなか興味深いです。たまたま、少し前にシッタカスの 入荷の知らせを聞いたところでもありましたし、私の中でタイムリー。2016年の記事です。 

 

前編 

http://www.parrotsdailynews.com/interview-with-psittacus-catalonia-our-aim-is-to-produce-nectar-which-prevents-liquid-feces-of-lories/ 

 

ローリー・ロリキートのブリーダーさんからの問い合わせがあったためフードを作ることにしたようです。ネクターとジェルにわけたのは「ローリー」と「ロリキート」用に炭水化物の含有量をかえているため。素嚢乳(ピジョン・ミルクみたいな)に留意したこと。シッタカスは脂肪分が他メーカーより高めに設定されているのは、このためかも。 

 

CAP!さんのサイトより 

「シッタカスは他のメーカーに比べ、脂肪分は高いですが、それにより太りやすいということはございません。シッタカスは脂肪分の含有量と他の成分の濃度を考慮し、それぞれがバランス よく適切な量で摂取できるようになっています。 脂肪がどのくらいの%で含まれるかではなく、構成が重要となります。シッタカスでは脂肪酸が鳥に最適な構成で考慮されています。 」 

 

また、糞をかたくするのに留意したこと。このためジェルがあること。ゲルの粘り気で糞が 液体ではなくなる、と。(これは他メーカーでも聞いたことがありますがローリー・ロリキートの健康のために良いのかは私は疑問が残ります。敏感でデリケートな腸のシステムを持つ種に、果たして?) 

 

後編 

http://www.parrotsdailynews.com/interview-with-psittacus-catalonia-egg-protein-is-the-best-we-can-use-for-lories-part-ii/ 

 

ネクターは果物の代用として作られ、最初はローリー・ロリキート以外の鳥さんで試されたこと、ネクターとジェルの割合は属によって異なること(それなら詳細をもう少し示して欲しいなあ)。どれ位の水に混ぜるかの記載がないのは乾燥したものを使用することを推奨しているから。季節や現在の状態によって、ローリー・ロリキート自身がネクターとジェルをどれ位、食べるか選択する。 

 

たんぱく質が高めに設定されているのは?の質問に対して「数字は何も言わない」との返答。ローリー・ロリキート自身がどれ位のたんぱく質を消費するのか、どれくら消化できるのか知る必要がある、と。じゅうぶんなたんぱく質を摂ると食べるのをやめる、と。 

 

ビタミンAの多さが肝臓に異常をきたすのでは?という質問に対して、それは正しい、 

ビタミンAになる前の体内でビタミンにかわる物質を動物は消費している、と。 

 

植物たんぱく質の使用については?との返答は「広い意味で、我々はたんぱく質の必要条件については言及していない。しかし、アミノ酸の必要性について、これらは適切な比率でなければならないので、代謝は必要な時に特定のタンパク質を産生することができます。1つの最良のアミノ酸源を選べば、それは卵です。 それは最高品質のたんぱく質です。 それゆえ、我々は脱水卵粉末を使用しています。」(Google先生・訳) 

 

乳製品のたんぱく質も使用可能ではあるけれどラクトース(乳糖)を消化できないので 

使用していない。植物性たんぱく質を使用している、動物性たんぱく質は使用していない。 

卵と大豆を使用している。(ちょっとまって卵って動物性たんぱく質じゃないの?) 

 

花粉は消化に悪いというけれど?という問いに対しては、それはわかっている、しかし 

ローリー・ロリキートが花粉に嗜好性が高いので、まず食べてもらうために入れている、花粉を多く入れるとたんぱく質は高くなるが消化できないので、と。 

 

ネクターとジェルだけで全てのローリー・ロリキートをカバーできるのか、という問いに対してはブリーダーさんからのフィードバックにより、良い製品を作りたいとのこと。 

 

製品の値段が高いのは、原材料が高価なため。 

 

・・・ざっと書き出してみました。 

メーカーの考え方がわかることってほとんどないので、なるほどなあ、と思いました。 

他メーカーのも聞いてみたいですねえ。納得して使用する、使用しない、が決められますものね。ブリーダーさんからの要望に応えてということなので量が多いのでしょうね。しかし日本ではちょっと量が多すぎますし、せめて半分サイズが欲しいですね~。 

 

ご参考になれば。ちなみに私の翻訳はGoogle先生によるものですので、間違ってたら 

スミマセン。